組み込み用デコーダなど、MPUを用いた基板を小型化したいときに、書き込み用のコネクタスペースを節約するよう、スルーホールに直接つなぐクリップ型アダプタを作成して便利に利用しています。
MAC8のコンスルーを使うという方法も便利で、私も以前使っていましたが、あまり頻繁に抜き差しすると折れてしまうこともあるので、今はこれを使っています。
・外観
3Dプリンタで作成したクリップ(3Dプリンタを買う前は、PC製の洗濯ばさみを使っていました)の先に、1.27mm(50mil)間隔でスプリングプローブを取り付けています。基板や部品に干渉しないよう形状を少し工夫しました。
スプリングプローブは国産だと1本数百円しますが、中国通販では100本400円くらいでした。
とんでもなく安いですが、特に不具合なく使えています。
各種の先端形状がありますが、スルーホールに収まりやすい円錐形にしました。
基板上の1.27mmピッチのスルーホールにはめたところです。接続相手はPICだけ載せたデコーダ基板です。
スプリングプローブが適度に圧縮されるようにクリップのばねの強さ(幅と厚み)を調節しました。
基板の厚みによらずしっかり固定できて、接触不良も起きにくいので、とても気に入っています。
もちろん書き込みだけでなく、テスト用プローブとしても活用できます。